2008-07-22 (Tue)
石油の値上がりが原因で、今、ありとあらゆるものが値上げをしている。石油が高いから…と、バイオエタノールの生産が進んで、食べるための穀物までもがエネルギーに化けている。
石油の値上がりは、中国やインドなどの石油需要が増えたせいもあるのだが、いわゆる「投機」の矛先が石油に向けられたことも大きな要因だ。
「投機」…多くの人が値上がりで苦労をしている一方で、石油の値上がりで利殖をした一部の人たちが居る。
値上げに苦しんでいる…富を持たざる者から、お金の使い道を探している富裕層へと、資金が移動しているわけだ。
そして集中した資金が、また次の投機へと回されて、また値上がりをして…という悪循環だ。
そのバランスを取るのが、投機で得た利潤に対する「課税」なのだが、国際的な投機マネーに対する課税は極めて貧弱なのが現状だ。
これは日本だけで対応できるものではなく、それこそG8サミットでの合意が求められるのだが、残念ながら、そのような合意は無かったようだ。
もう一つ。
日本経済新聞を見ていると、多くの投資信託関係の広告が掲載される。
目に付くのは、BRICs…ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)や、ベトナムやポーランドなど新興国への投資ばかりだ。
新聞広告を見て投資をするのは、当然日本人。
日本のお金が、海外に流れて、日本の株価が上がるわけが無い。
これら投資信託の運用益に対する課税は、日本国内で課税されるのだが、源泉分離で20%…と極めて低い。(超過累進税率の所得税と住民税の最高が50%なのと比較すると、半分以下だ。)
消費税がどうこう言う前に、こういった、いわゆる不労所得への課税強化が図られても良いのではないだろうか…と思うのだが、「投資が冷え込む」という見方が勝るのか、その動きは見られない。
益々、持つ者と持たざる者との格差が広がっていく世の中になるわけだ。
このままで良いのか?…日本。
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Comment
5年で3.5倍の値上がり…というのは、高度成長の時代を除くと、未経験のレベルですよね。
高度成長期は所得も増えていましたけど、今は所得が目減りしていて、ダメージは計り知れず…。
公共交通機関が充実した都市部はともかく、自動車無しの生活が考えにくい地方ではその影響も比較になりません。
風天さん、こんにちは。
消費をするのは富裕層だから、所得税をフラットにすれば景気は浮揚する…という理論展開をしていた人が、かつて経済財政政策担当大臣をしていましたが、失策だった…と思います。
本当に
何とかしないと益々
富める者と貧しき者との格差がひろがってしまいます。
今日もらった資料によるとナフサ価格などは2003年12月24000円だったのが今年の12次値上げにおいては83000円の見込みになるようです。
どうなってしまうのでしょうか?
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