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まちづくり交付金事後評価

2008-04-30 (Wed)

今日、滑川市のホームページが更新されて、「まちづくり交付金事後評価シート」が公表された。
市民交流プラザに代表される、まちづくり交付金事業について、数値目標の達成状況などを含め評価したものだ。

コミュニティバスの乗降客については、平成15年度の17,174名という利用者から19年度は23,666人に増加し、「路線の増加、1回100円といった気軽さや市民交流プラザとの相乗効果が表れ乗客数が増加した。」…と所見が示されている。
一部では真実であり、昨年の7月までショッピングセンターエールなどで「無料乗車券」を配布したことが利用者増にかなり貢献している部分が表現されていないこと、その分を引き算すべき点では、過大評価しているようにも思われる。

また、ほたるいかミュージアムやタラソピアの利用者数が減少したことについて、「歩行系サインの整備の遅れから回遊性の創出には至らず、利用者の増加には至らなかった。」と説明をしているが、コミュニティバスのほたるいかミュージアムの乗り入れを殆どしていないことなど、同じ「まちづくり交付金事業」の中の取組みにもかかわらず、連携が取れていないことなどを反省に折り込むべきであるし、今後のバスルートの見直しをすべきではないかと思う。

滑川駅の乗降客数の減少に関する所見で、「しかし、今後は市民交流プラザや歩行系案内サイン整備により、観光客の誘客が期待できる。」…としていることに関しては、かなり希望的観測であると思われる。
パーク&ライドのための駅周辺の駐車場整備や、南口からJRのホームへのアクセスを可能にするなどの改善を伴わなければ、横ばいも難しいのではないだろうか。

以上は、辛口の批評なのだが、実際に市民交流プラザ周辺の人の動きが増えたことは事実であり、コミュニティバスの運行については、ダイヤや路線についての提言は沢山お聞きするものの、一方で「便利になった。」という声も良く耳にする。
毎日、入浴者だけでも500名前後の方々がまちなかに足を運ぶようになり、軽運動室のランニングマシーンはいつもふさがっているように、人が集まる土台作りは出来たわけで、その集まった人たちに対して、民間の企業が新たな働き掛けを行う…という波及効果が出てこなければならない。
そうなってこそ、まちづくり交付金を投じた意義があるものと思う。
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Monthly : 2008-04
Category : まちづくり
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高木えつこ : 2008年07月27日(日) 01:30 URL edit
きんきんさん、お返事いただきありがとうございます。
「お役所くさい雰囲気」…ですか。
市役所の窓口も、「愛想が無い」ということを耳にします。
市民の皆さんを「お客様」であるという意識を持つだけのことなのですが、言うは易し行なうは難し…のようです。
職員の数などについては、不交付団体(税収だけで自治体運営が出来る)の東京と滑川市とでは財政的な条件が違うので、ご希望には添えないですが、雰囲気の改善については、対応できる可能性が大きい部分です。
戴いたご意見を、少しでも反映できるようにしたいと思います。
きんきん : 2008年07月25日(金) 13:13 URL edit
そうですね。どう表現したらいいのか。
 最近まで、東京都内に住んでいました。やはり、格差を感じてしまうのです。区立図書館の分館より、市立図書館がものたりないので。
 一言で言うと、「雰囲気」です。質問もリクエストもしにくい雰囲気があります。ほんとは、図書館の方に直接言うべきものなのかもしれませんが、いう気になれません。まだまだとても、お役所くさいのです。
 区立図書館は、分館でさえ、レファレンスカウンターがゆったりあって、質問しやすく、職員も、もう少したくさんいた気がします。
 しかし、なんだか無理を言っている気がしてきました。
忘れてください。
高木えつこ : 2008年07月14日(月) 12:06 URL edit
きんきんさん、お返事が遅くなってしまい大変失礼しました。
舟橋村の図書館には、中に舟橋商工会があるので、税理士の仕事で何度か訪れたことがあるのでが、具体的に利用をしたことがありません。
開館時間は、滑川市が土日平日ともに6時までなのに対して、舟橋村は平日7時、土日は5時…ということで、お勤めの方には使いやすい利用時間かと思います。
その点は魚津は平日9時までですので、さらに進んでいると思われます。
図書館に関しては司書の方の人員が不足していたものは、先般補充がされたと報告を受けています。
営業時間の延長に関しては、議会の中でも要望を出したこともあります。
その点、土日の営業時間も平日並みに取っていることを答弁していました。
「サービス」と一言で言ってしまうのは簡単なのですが、人それぞれ求めるサービスは同じではないと思っております。
具体的にどんな点で不満に感じていらっしゃるのかをお教え願えますでしょうか。
きんきん : 2008年07月10日(木) 12:51 URL edit
ここに書くべきか悩んだが~
 まちづくりについて思うことを述べてもよいだろうか~
 まちづくり、まちづくりと聞こえは良いが、生活者へのサービスは確かに大切である。展望台つき大浴場や最新設備?のジム、タラソピアにしても。バスの巡回もなんとなく便利そうではある。
 この町に足りないもの、たくさんあるが市の予算が足りないという言い訳ではすまない分野のものがひとつあるように私は思う。
 それは「図書館」である。いや、図書館は確かにある。問題はそのサービスにある。
 日本の図書館は遅れている。ニュヨーク公立図書館や大英博物館と比べてはならない。
 しかし、舟橋村や魚津や人口規模が同じくらいの黒部と比べても遅れている。
 遅れているのはサービスの内容である。
 多分、職員不足ではないかと予想する。それと、専門職員がいないのではないか。
他県の図書館を利用されたことがあるだろうか?あるはずである。東京の大学や勤務があればなおさら、サービスの高い図書館を利用されたことであろう。滑川市民は図書館を忘れているのではないだろうか。もっと高いレベルのサービスを求めたい。
 文化やビジネス、教養のレベルアップを支援するのが図書館の役割りではないだろうか。究極の人材支援である。
 むかし、がんばって日本をこの滑川を支えてくれた方々に感謝の気持ちを込めてゆったりとした浴場を提供するのは大切なことである。しかし、このめまぐるしく変動するこの社会を生きて動かす次世代を支える対策として図書館を充実させることは、まちの責任ではないだろうか。
 子どもたちの読書ばなれをさけるためにも、調べものを安易にインターネットだけに頼るのでは大脳の機能いいとは思えない。
加えてこの物価高である。高いハードカバーや絵本に若い世代がお金を使うとは思えない。そこで舟橋村を越える図書館対策をお願いしたいのである。

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